躁鬱病で悩む人も増えている【躁状態と鬱状態を繰り返す病気】

薬物療法と心理教育で

カウンセリング

特殊なタイプもある

躁状態がある場合は、専門家による適切な薬物治療と本人が積極的に治療に参加することが重要です。双極性障害の?型の場合、気分安定作用のある炭酸リチウムなどの気分安定薬を投与します。一方、双極性障害の?型では、鎮静効果のある抗精神病薬を投与するのが一般的な治療方法です。ただし、甲状腺機能の低下や腎機能の低下などが起こるため、定期的に診察の際に血清濃度を測定する必要があります。加えて、抗躁作用のある薬の服用も有効です。また、薬物治療だけでなく、心理教育を治療の一環として行います。双極性障害の場合、自分が躁状態にあるのか、うつ状態にあるのか、それともちょうどいい状態にあるのかが、しばしばわからなくなります。そのため、うつ状態と躁状態を、ごく初めのうちに自分で気づけるようになるのが第一の目的です。そこで、両方の状態において、どんな状態になるのかを記録し、家族にも確認してもらい、把握していきます。兆候はひとそれぞれなので、早期に把握し、行動に歯止めをかけられるようにしていくことが重要です。強い抑うつを伴ったうつの状態と、より活動的で高揚・万能感のある躁状態を交互にくりかえすものを双極性障害といいます。しかし、双極性障害になるまでには、混合性のうつ病になっている可能性もあります。混合性のうつ病は、交互に躁状態とうつ状態を繰り返していくのではなく、二つの症状が同時期にあらわれるタイプです。また、双極性障害は、重度の躁状態である?型と軽躁状態の?型があることはよく知られていますが、急速交代型双極性障害といわれるものもあります。これはラビットサイクラーなどともいわれますが、うつ状態の時期と躁状態の時期、混合期を次々に繰り返していくタイプです。1年間に4回以上の交代を繰り返す場合は、急速交代型双極性障害になります。薬物治療が、あまり功を奏しないケースが多いです。理由としては、内分泌系の異常や、抗うつ剤の影響が考えられ、薬の処方を変更するなどに対応が必要になります。ほかにも、薬物乱用で引き起こされるものや、ほかの病気に伴い生じるもの、原因や症状の特定が難しいタイプもあります。

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